新システムE-Transport導入^^

 
Bula! インターン・スタッフのコウタです。
今回はフィジーで10月1日から導入された電子マネーシステムについてです。

E-Transportといいます。

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E-Transportとは?
10月1日からフィジー全土で始動された電子マネーシステムです。
日本でいうSuicaやPASMO、ICOCA、はやかけん、のような電子交通マネーです。
バスに乗る際に必要で、今のところバス代の現金払いは不可でE-Transportでのみの支払いになります。
E-Transportには2種類あり、リチャージ式使い捨て式です。
リチャージ式はボーダフォンショップで無料で作成可能で、リチャージはボーダフォン・ショップ、一部のスーパーなどで可能です。(作成時にはパスポートコピーが必要です。)
使い捨て式は各バスで購入可能となっており、F$2, 5, 10, 20, 50, 100となっています。

 

使い方は?
バス乗車時に運転手に行き先を伝え、運賃を設定して貰います。
その後にE-Transportを機械にかざして、支払いを完了させます。
※バスではリチャージ不可な為、事前に済ませておく必要があります。
※使い捨て式をバスで販売していない場合もある為、要注意。
※カード内に残ってしまった残額はボーダフォン・ショップにて換金可能です。
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実はフィジーは2年程前にもE-Transport導入を試みています。
しかし、2年前には普及率が低く、失敗に終わりました。
今回も機械の故障や操作ミス、ボーダフォン・ショップでの在庫切れなどのトラブルが多発しているようですが、10月2日付けのフィジーの新聞によると60万人がE-Transportを作成した(フィジーの人口は約90万人)とハイペースなようです。(驚異的な数字ですが。。。)
今後の運用がどのようになるかは分かりませんが、現時点ではE-Transportでのみバス乗車が可能なので、バスに乗る方は購入が必要です。

 

導入直後の10月にフィジー国民の声を聞くと、E-Transport反対派の声が目立ちました。
理由を聞くと、「現金払いになれているから」、「リチャージが面倒だから」、「機械が動かない時がよくあるから」などなどです。
使い方がよく分からずに戸惑う市民の方をよく目にしました。
しかし、2ヶ月経った今ではみんな慣れてきた様子で、E-Transportを使いこなしています。

 

バスでのリチャージができない、使い捨てを販売していないバスがある、運転手によって運賃が多少異なる、などの問題はありますが今後ゆっくりと時間をかけて解決していくことでしょう。
以上、E-Transportについてでした。

 

lp