フィジーってどんな国?留学中の学生にインタビュー!〈フィジーの魅力編〉

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前回の<a href="https://www.southpacificfreebird.co.jp/column/interview1/">「先生&授業編」</a>に引き続き、今回は「フィジーの魅力」について、学生にインタビューしてみました。

インタビュアー Midori(D)、インタビュイー Ayumi(A) , Miyuki(M) , Chisato(C) でお送りします。全員、2020年1~3月にフィジー留学に来たメンバーで、インタビュー時には全員3ヶ月以上フィジーに滞在しています。

ちょうどコロナ禍にぶつかったところだったので、それについても聞いてみました。

とにかくフレンドリー!がフィジーの魅力、フィジー留学の魅力

C:めちゃめちゃフレンドリーだからめちゃめちゃ話す、ってとこですかね。

M:ChisatoさんもAyumiさんも、二人とも突っ込んでいって話すよね。

C:でも道歩いてると絶対話しかけてくる。話さざるを得ない。

 

どこ行ってたの?とか話す。ほんとフリーダム。

M:他の国行ったことないからわからない。

A:こんなにすれ違う人が人が会話してること、そうそうないと思う。

M:小さな国だから、だいたい誰かが誰かの知り合い。結構遠くから話しかけて来るよね。

C:えっどこから?って探す。

D:学校の隣のボタニカルガーデンの茂みの中から、作業してる人が手を振ってたり。すれ違う車からとか。

C:速くて顔見えないよって。

A:やっぱり日本にはないフィジーの魅力は、フレンドリーさ。

C:ゆるい。

M:いい意味でも悪い意味でも...っていうかゆるいな。

A:すごい明るい。初めての人とこんなに喋りますかって言うくらい。オープンなところがいい。

A:そんな話する!?みたいなのはある。日本でいう暑いですねくらいで、「結婚してる?」と聞かれる。

A:そうそう。

M:あー...

C:わかる。

A:「何歳?結婚してる?フィジアンどう?」って。セットみたいな流れがある

C:「初めまして、彼氏いるの?俺どう?」みたいな。

A:日本では、初めましてでどこに住んでるか聞かれないよね。

M:私は天気が好き。湿度が低いから。とくにこの時期(6-8月頃)は朝晩そんなに暑くない。

C:今の日本は激湿度だよね。

フィジー留学に来て価値観が変わった

A:毎週チャーチに行っててそれが楽しかった。お昼ご飯を食べさせてもらって、子供と遊んで。フィジーに家族ができたみたい。また来たら泊まれるくらい親しくなった。
ホームステイはしていた。インディアンのところ。チャーチで親しくなったのは、そこではないね。

C:チャーチは今も行ってる?

A:行ってる。

M:最近、便乗して行ったよ。

A:ぜひ一緒に来てほしい。誰でもウェルカムな感じがフィジアンの素敵なところ。

M:わたしが急に行っても全然気にしない。

A:前からいましたよね、くらいだったよね。繋がりを大切にしていて。日本だったら勝手に人を連れてきたら迷惑がられるかもしれないけど、フィジーでは紹介するとかえって感謝される。インディアンはちょっと違う。

M:そうだよね。

A:両方知れた。インディアンはちょっとドライすぎることもある。こっちから話しかけないといけなかったり。フィジアンだったらむだに話しかけてくれる。

M:むだに!?

C:めちゃくちゃ英語話せるよね。

A:話しかけて来るインディアンもいるけど。両方知れてよかった。

C:日本は日本人だけだもんね。

A:そう〜。日本嫌いだもん。
価値観が変わった。日本だと自分のものは自分のもの。ケレケレ文化はいいなと思った。分かち合う。この前行った釣りも、魚が余ったからチャーチの子にあげようとか。日本だったら思わなかった。考え方が変わった。

C:日本に帰って生きていける気がしない。待ち合わせは多分時間通り行けるけど、電車はたぶん時刻表見ずに行っちゃう。地方で1時間待つとかも、平気だと思う。

M:物価が安い。青菜1ドル。50円だよ50円。日本で買えなくなる。

フィジー留学中にした観光・遊び

A:ビチレブ島一周した。

M:ビチレブ島ってなんだっけ?

A:この島。それしかしてない。あとは釣り。

C:ベカナ島に行っときたかったな。

 

ナンディ、ラウトカ両キャンパスがあるのは、フィジー最大の島、ビチレブ島。日本で言うと、四国くらいの大きさです。フィジーの街並み、山々や海を見ながら1周するのも楽しいかもしれません。島の反対側には首都スバもあります。

フィジーは美しい海に囲まれた島で、ラウトカキャンパスの近くの港からも、船で海に出ることができます(フィジーでの釣りについて)。

ラウトカキャンパスからすぐ近くのベカナ島をはじめ、観光客向けの施設の多くがコロナのため閉鎖されました。早く元通りになると良いですね!

フィジー留学中に困ったこと

日本とは勝手が違う、海外生活。どんなことで困ったか聞いてみました。

A:タクシードライバーがおつり持ってない。

M:カード使えない。

A:マーケットでおつり作ってこない?隣の人におつりもらったり。

M:ケレケレ感が...

フィジーは海外では珍しく、現金社会です。ホテルや大きめの商業施設、観光客向けの施設では大抵カードが使えますが、タクシーやローカルのお店では現金のみの場合がほとんどです。

フィジーの人は、「準備をする」という意識が希薄なためか、商売をしている人でもおつりを準備してきません。大きいお札では支払いができない場合があるので、スーパーで買い物をするなどして、小額のお札やコインを常備しておきましょう。

 

A:来た直後はバスの乗り方が分からなかった。あと、犬が怖い。

M:犬はわかっても怖い。

C:確かに。最近犬と顔見知りになった。いつも同じところにいる犬。

フィジーのバスは、長距離バスを除き時刻表がありません。なんとなく人が十分乗ったら出発するというスタイルで、日本とは乗り方が違うので、初めは少々戸惑うかもしれません。

住宅地には「ストリートドッグ」と呼ばれる野犬をしばしば見かけます。稀に噛まれることもあるので、十分注意が必要です。現在は政府主導で、飼育している犬の管理や野犬の駆除対策が行われており、野犬の数は減少傾向にあります。

 

A:釣りの時フィジータイムに遭った。キャプテンが時間通りに来ない。来てからガソリン入れ出す。でもおおらかになった。ルーズになったと言うか。

M:なるよねー。

C:細かいこと気にしなくなる。

 

A:ケレケレされる。チャーチで。子供たちに貸したものは帰って来ないと思った方がいい。ハンカチを干して忘れて帰って。次の時、もらって帰ろうと思って行ったら、ママが汗拭いてた。どこから来たハンカチとか思わないんだろうなって。

C:インディアンホームステイだとお腹壊す説。スパイスが強すぎて。

M:ドミトリーは、ご飯を用意してもらえないから、ちゃんと自分で管理しないと餓死する。

A:ドミママ(寮母さん)が何かくれるから餓死はしないでしょ。たまにパンケーキとかくれる。パンケーキもくれるけどキャッサバとかフィジアンの料理くれることが多いかな。

フィジー留学中の過ごし方・チャレンジしたこと

C:英語でほぼ毎日日記を書いてる。次の日の目標とその日の振り返り。次の日は自分から話しかける、友達を作るとか。いまさぼってるけど。

M:えらい。
A:えらい。

A:ローカルの人と接する時間を増やすようにしてる。最初は電話が来ても「ひ〜っ」てなってたけど、今は出るし、掛け直す。電話は難しいけどスキルは上がる。

C:発音は大事。マクドナルドが最近通じなくて。日本語の発音で言ってたら通じなかった。

A:イリーに「Japanese!」って言われる。日本人「え〜」って言い過ぎ。他にないの?って言われた。そんなことを学ぶ日があった。感嘆詞を教えてくれた。

M:知らないことを教えてもらって、「あ〜」って言ったら、「I see」 って言えって言われた。

A:「あ〜 I see〜」 って言っちゃいそう。日本人だからしょうがない!

フィジー卒業後何をする予定(だった)? コロナで変わったこと

M:過去形じゃん!
C:完全に過去形

M, A:オーストラリアに行く予定でした〜。(コロナがなければ!)

M:フィジアンに早く帰れって言われる。

A:うそ、言われます?

M:絶対オーストラリアの国境開かないから帰った方がいいよって。

A:そうなんだ、「居ろ!居ろ!」って言われる。

C:このままフィジーで結婚して子供産んでずっといろって。

A:仕事探してフォーエバーって。

M:フィジアンかインディアンのボーイと結婚してここにいろみたいなこと言う。

C:たまにフィジアンかインディアンどっちがいい?って聞かれない?

M:どっちでもいい。なんでその二択。

C:結婚しないという選択肢もくれない。

A:そのときは「人による」って毎回答える。

コロナ禍での、学生から学校の先生へのメッセージ

最後に、先生へ一言どうぞ!

C:会いたい。

M:経済的に厳しいけど頑張って!みたいな?

A:最近アニーとかイリーに会えてないから会いたい。

C:来週アニー来るって。授業あるっぽい。ファミリーのパパがアニーの専属タクシーでそう言ってた。会いたいな、バに会いたい。

A:重い言葉しか出て来ない。でもまたいつか、ここで授業をしてほしい。前みたいに。グラデュエーション(卒業式)で歌ってほしい。あの感じで。

 

D:そろそろ良い時間なので...みなさん、ありがとうございました!

 

コロナの影響で、通常とは状況が変わっている中でのインタビューでした。
インタビュー中でもあった通り、コロナ以前はお昼休みにダンスをしたり、賑やかな卒業式が催されたりしていました。早く前のような活気が戻ってほしいですね。

※現在、新規の留学生の受け入れが中止されているため、滞在学生の数が減少し、授業の規模は縮小、一部の先生は自宅待機や帰省をされています。

M:前は昼休みも人たくさんいてすごっかたよね。

A:お昼休みにダンスしてた。

C:いいなー楽しそう。

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