フィジーとはどんな国だった?日本に帰国して感じた、文化や習慣の違い〈後編〉

フィジー基本情報
文化

こんにちは、3ヶ月留学のはずが、コロナのおかげで7ヶ月フィジーに滞在したミドリです。

前回は帰国の過程や気候の違いを見てきました。
今回は国民性や生活に焦点を当てて見ていきます。

私は久々に帰国して「日本ってこんな感じだったっけ!」となりましたが、逆にフィジーに来たことがない方は「フィジー ってこんな国なんだ!」というのがお分かりいただけるのでは...と思っております。

フィジー人と日本人の国民性の違い

日本人はシャイ、なんて言われますが、日本で生まれ育ったらよくわからないですよね。 フィジーに行ったらきっと、やはり国民性というものがあるんだな~と思いますよ!

フィジーはやっぱりフレンドリーな国民性が特徴

日本に到着し、街を歩いて思ったのが

「誰一人として話しかけてこない!!」

ということでした。

フィジーだったら話しかけるとまでいかないまでも、すれ違う人や車「Bula!」と挨拶されます。書いていて思ったのですが、すれ違う車からまで挨拶されるのは、もはや日本では異常です。ドップラー効果が体感できます。

 

フィジーの人は、仕事中でも楽しそうですし、仕事中にもかかわらず結構話しかけてきます。

私はオレンジ色のベストを着て公園で作業をしている人(市の職員らしき人)に話しかけられ、一方的に自己紹介をされ、次に見かけたら呼んでね!と言われて帰されたことがあります。


ちなみに、日本で初対面の人が「暑いですね」のような当たり障りのない会話をするところ、フィジーでは「結婚してる?」が高確率で言われます。社交辞令なんでしょうか。そういう慣習のようです。
※英会話のとき聞かれてもびっくりしないで下さいね!

フィジーの人のおおらかな国民性

「フィジータイム」という言葉があるくらい、フィジーの人の時間はゆるゆるです。

単に約束の時間になってからちょっと慌てだすだけではなく、時間になってから諸々準備していないことに気付いたりも頻繁にあります。場合によっては、結局何の準備もせず身体一つで行ってしまったり。時間に限らずテキトーです。そして、こちらがテキトーでも許されます。

これは常夏の気候と、みんなで支え合うケレケレ文化が支えているような気がします。
フィジーには、備えるべき「冬」がないですし、何か足りなくても周りの人が助けてくれるのです。


1日炎天下の中釣りをするのがわかっているのに、キャプテンが水を忘れてきたときは、さすがにびっくりしました(予備の水をあげました)。よく考えたら、水どころかリュックも何も持ってなかったと思います。

フィジーに「準備」という概念はあるのでしょうか...?

というわけで、日本人に比べると、良くも悪くもおおらかで、あまり準備をしません。何かを憂うことなく暮らせるのは良いですね。

フィジーと日本の交通ルールの違い

フィジーに行った時も、帰国した時も、交通ルールの違いは問題になりました。

フィジーの交通ルールで強いのは、車の方

日本の交通ルールでは、歩行者が強いですが、フィジーで強いのは車です。
ボンヤリしていると車が突っ込んできます。

安全なのは横断歩道です。信号のない横断歩道では、車は歩行者がいるときは「必ず」停止しなければなりません。日本では信号のない横断歩道で、車に気付いてもらえずなかなか渡れないこともありますが、フィジーではほぼ確実に渡れます。

横断歩道がない場所では、道を渡るときは車が来ないときを見計って頑張って渡ります。フィジー人の後にくっついていくと、だいたい渡れます。フィジーに行ってすぐはなかなか道を渡れないかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。

日本帰国後は横断歩道に注意!?

さて、日本に帰ってまずやりそうになったのは、信号を見ずに横断歩道を渡るというものです。普通に危険です。あぶなー。

フィジーでは、横断歩道だけは歩行者が強く、確認しなくても間違いなく車が止まってくれます。ほとんど信号もないです。7ヶ月もフィジーに滞在していたので、それですっかりテキトーに渡る癖が染み付いていたわけです。

フィジーと日本の違いまとめ

フィジー   日本
常夏
湿度が低い
気候 四季あり
激湿度
おおらか
フレンドリー
国民性 几帳面
シャイ
車が優先 交通ルール 人が優先

日本にいると、悪いことをしているわけでもないのに何故か周りの目が気になったり、ちょっとしたことで怒られたりすることもあります。一方フィジーでは、約束した時間に人が来なかったり、レストランで注文を間違えられたり頻繁にある一方で、その分こちらが適当だったりミスしたりしても許されます。

常夏の国、フィジーには、準備しなくても寒くならない、誰かが助けてくれるケレケレ文化に支えられたテキトーさ・おおらかさがありました。

あ、最後に、帰国後は信号を見て横断歩道を渡ってくださいね!!

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