SNSで話題?フィジーのコメディアンが教えるおもしろフィジー文化①

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Bula vinaka! 皆さんこんにちは!
いきなりですが、フィジー出身のコメディアンコンビ『Roq and Cav』をご存知ですか?
日本では聞いたことがない人がほとんどかと思いますが、Roq and Cav はフィジーでバズった人気コメディアンなのです!
今回は、そんな2人がフィジー文化を面白おかしく解説していた YouTube 動画をこの記事で紹介したいと思います。

Roq and Cav が教えるフィジーのおもしろ文化

では早速、 Roq and Cav が解説するおもしろフィジー文化について見ていきましょう! 今回ご紹介するのは、The Coconet TV の “Fresh Tips - Roq & Cav in Fiji” という動画です。 <以下、 “Fresh Tips - Roq & Cav in Fiji” をもとに日本語に翻訳・編集して作成。>

Cav(以下 C): Bula vinaka!(どうもこんにちは!) Roq(以下 R): 僕は Roq C: ...で、僕は Cav R&C: 2人合わせて Roq and Cav!「Fiji 101(企画名)」の時間だ!!

①フィジータイム

C: 最初に紹介するのは「フィジータイム」、だよね Roq?…聞いてる?

R: ん?

C: フィジータイムだってば!

R: そう。 最初に紹介するのはフィジータイム!だよね Cav?

C: ...おう(笑) フィジーでは、誰かと8時に会う予定だとしたら、8時を過ぎてから家を出るようにすること!

R: そう!8時に待ち合わせしてるなら、9時にアラームをセットするんだ。

C: これが、フィジータイム!

 

Roq & Cav が言っているように、フィジーにはフィジータイムと呼ばれる独特の時間的感覚があります。簡単にいうと、時間にルーズな文化で、30分程度の遅刻は当たり前!相手から誘ってきたのに、相手の方が1時間遅刻なんてこともしばしば。さらに、バス停には時刻表はなく、運転手の気まぐれな時間に出発します。

日本では考えられないような時間の感覚で、一見不便そうに思えるかもしれませんが、フィジータイムは時間に追われるストレスから解放される魔法の言葉でもあるんです。日本のような1分でも遅れると肩身の狭い思いをする社会に疲れ切ってしまったそこのあなた!!ゆったりと時間が流れる南国フィジーへ、是非1度訪れてみてください。

②Rの発音

R: フィジーに来ればたぶん君も気づくと思うんだけど、「R」を巻き舌にして発音するんだ。

C: そうそう、何でもかんでも舌を巻くクセあるよね。

R: 例えば…… 「Yadra (←フィジー語でおはよう)」

C: YADRRRRRRRRRRRAAAAAAA(←めちゃくちゃ舌を巻いています)

R: 「Bread」

C: BRRRRRRRRRRRRRREAD

R: 「Brass」

C: BRRRRRRRRRRRRRRRRRASsSsSsSsss

R: 「Rollercoaster」

C: RRRRRRRRRRRROLLERCOASTERRRRRRRRRRRRRR

R: 「Sister」

C: SISTARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

R: 「Lautoka」(←フィジー第2の都市名)

C: LAUTOKARRRRRRRRRRRRR

R: 「Suva」(←フィジーの首都名)

C: SUVARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

R: 「Nadi」(←フィジーの都市名)

C: NADIIIIIIRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

 (笑)(笑)(笑)

(文字だけではわかりにくいと思うので動画視聴推奨です!)

 

後半の「Lautoka」「Suva」「Nadi」にはもはや「R」なんて入っていませんが(笑)、彼らが伝えたいのはフィジー語の特徴についてです。以前、フィジー英語についての記事では「Rはあまり強調しない」とお伝えしたのですが、フィジーに英語が流入する前からある土着の言語フィジー語では、「R」は舌を巻いて発音します。そのため、語学学校の先生などある程度の教育を受けた人はあまり巻き舌にはしないのですが、屋台やマーケットなどのローカルな場所にいるフィジアンたち(特に高齢の人)は、土着言語の影響で英語を話している時でも「R」を巻き舌にする傾向があるようです。

さすがに Cav のように「R」が入っていない単語までも巻き舌にする人はいないと思いますが、フィジーを訪れた際には人々が話す言語に着目してみても面白いです。

③伝統的なあいさつのしかた

C: 携帯電話や Facebook が普及するよりももっと前、フィジアンたちは独特の方法でコミュニケーションしていたんだ。古き良きフィジー流あいさつのしかた……肺からデッッッカイ声を出す!!!

    “Heeeeeeeeeeeeeeyyyy!”

 

…まぁ、なんとも原始的な意思疎通の方法ですが(笑)、遠くにいてもわざわざ声をかけるというのは、昔からフィジーの人と人との距離が近かった証なのかもしれません。日本では遠くの方に人がいても叫んでまで呼び止めるということはしないですもんね。ちなみに、この習慣は現在でも健在で、フィジーに行くと用があるわけでもないのに遠くにいる知らない人から声をかけられます。

また、日本で最もユーザー数の多い SNS は Twitter なのですが、フィジーでは Facebook が主流で、なんと人口の83%もの人が使っているというデータも!!Roq and Cav ももちろん利用しています ↓

実際に、フリーバードの語学学校の先生たちもみんな Facebook を頻繁に使っています。フィジー留学を考えている方は、渡航前に Facebook アカウントを作ってみては?

④家具は装飾物

C: フィジアンの家の中に入ると、他の国と同じようにソファがあると思うんだけど、ソファは座るためのものじゃないんだ。

R: そう。家具はただの “デコレーション” だから。

C: 敬意を払って床に座るんだ。リスペクトさ!

 

このようにフィジーでは、誰かの家に呼ばれた際にはその家の家具は使わないという変わったマナーがあるそう。そのため、ソファやランプなどの家具は “デコレーション” に過ぎず、フカフカのソファがあっても床に座るのがベターなのです。

実際に、フィジーでは椅子やソファがあるのに床に座っている人が多く、もはやソファすらないホームステイ先もあるようです(笑)(ダイニングテーブルがある家では、食事の際は椅子に座って食べます)

また、海外では意外かもしれませんが、フィジーでは日本と同じように靴を脱いでから家に上がります。靴のまま家に入るのはマナー違反なので注意しましょう!

⑤フィジーの正装

R: (正式な場では)「スル」に身を包んで、

C: それと「thongs(サンダル)」を履いて!

R: でも、もし君の足が Cav と同じような足だとしたら、足をちゃんとカバーできるものを履いたほうが良い。だって Cav の足みたいにカピカピになりたくないでしょ…?

C: 大丈夫だってば!

 

Roq and Cav が言っているように、フィジー男性の正装は「スル」と呼ばれる伝統的な巻きスカートのような服です。フィジーの正装についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますが、フィジーの男性は上半身はブラシャツ(フィジー版アロハシャツ)、下半身はスル、そして足元は thongs(ビーチサンダルのようなもの)を身にまとうのが一般的です。主に、冠婚葬祭の行事や教会へ行く際に着用します。

また、フィジーでは靴を履かずに裸足で歩く人もよくいます。が、Roq が指摘しているように、足がカッサカサになりやすい人はちゃんとした靴を履くことをおすすめします。

 

<以上、 “Fresh Tips - Roq & Cav in Fiji” をもとに日本語に翻訳・編集して作成。>

まとめ

以上、Roq and Cav が紹介するフィジー独特のおもしろ文化はお楽しみいただけたでしょうか?

日本ではあまり馴染みのない、異国のSNSインフルエンサー『Roq and Cav』ですが、彼らの動画を視聴することで、フィジー文化について知れるほか、英語の勉強にもなること間違いなしです!

今回の動画の完全版が見たい方は、コチラ ↓

 

(Roq and Cav の他の動画を見たいという方はコチラもぜひご覧ください!)

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