フィジー留学で英語以外に学べること~私を変えた言葉~

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BULA!!みなさんこんにちは、ひかるです。

前回までフィジーの生活を中心にコラムを書かせていただきました。毎日が発見と驚きの連続で、みなさんに伝えたいエピソードがたくさんあります。
中でも、フィジー留学で最も多く時間を費やすのが、学校での言語学習です。

私が感じたフィジー留学の魅力の1つとして、英語を学びながら、ポジティブで陽気な先生たちの言葉に背中を押され、影響を受けることがあげられると思います。

家族と離れて、海外に1人で飛び立ち、英語の勉強のモチベーションを保ち続けることは簡単ではありません。
そのような環境で、なぜ、毎日の授業がそれほど楽しいのか、フィジーで英語を学ぶ中で、何に魅力を感じるのかについて紹介させていただきます。

フリーバードの授業

フリーバードの授業は1日5コマで、午前中4コマ(1コマ50分もしくは60分)、午後に1コマ(90分)となっています。1クラス大体5~10名で、午前と午後で先生が変わります。先生によって授業のやり方や雰囲気がまったく違うということについてはこちらをご覧ください。

私たちが使う教科書はレベル(クラス)によって違います。(私がレベル3,4のときは同じ教科書でしたが、レベル5に上がってからもう少し難易度の高い教科書に変わりました。)

最初の壁は品詞名を覚えること。笑

私を変えた言葉『Don’t be shy !!!』

正直、日本で受けた英語の授業は好きではありませんでした。 ひたすら問題を解き、答え合わせ。先生が一方的に話し、決められたフレーズをみんなで唱えます。

大学受験までそのような勉強法を続けていたので、文法は得意でしたが、特にスピーキングやリスニングは苦手でした。 フリーバードのクラス分けテストも文法の点数でレベル3に入りましたが、実際授業を受けてみるとまわりとの差を感じました。

逆に、私より前から来ている生徒を見て “なんでこの子はこんなに発言できるの?” と不思議に感じていました。彼らはなぜ、そこまで積極的に発言できるのか、わかりませんでした。

授業中は話すことがメインになっています。問題を解く時間もありますが、解き終わったら隣の人と話してチェック。学校内にいるとき、自分の感情を伝える言葉は英語以外の選択肢がありません。

話すことが苦手で “間違えたらどうしよう” と黙っている私に先生がいつも言う言葉。

『Don't be shy(恥ずかしがらないで)!!!』

自信がなくても、発言してみること。どんなときでも、とにかくやってみること。失敗することは恥ずかしくないよ、間違えても大丈夫。といつも言ってくれました。

私のめちゃくちゃな英語も、先生たちは理解し、フォローしてくれます。

先生だけではありません。まわりの友人たちも『私もそう思った!』『こうじゃない?』とフォローしてくれます。

 

 

私がここで英語学習を好きになり、英語が伸びたのは、どんどん発言できて、たくさん間違い、たくさん直してもらえたからだと思います。

このような授業は、私の内面的な弱点も変えてくれました。

フィジーでの授業から私が得たもの

【自分の解答を言えない自分】は【自分の意見を言えない自分】でした。

この弱点を克服したことに気づいたのは日本に帰ってきた後です。フィジーに行く前より、他人に自分の意見をまっすぐ言えるようになっていました。

私が突然自分に自信を持ったわけでも、突然賢くなって正しい意見を持てるようになったわけでもありません。

私が得たものとは『Don't be shy !!!』という言葉に代表されるような、恥ずかしがらずに発言し、【間違いや失敗は怖くない】ということです。

フィジーに行く前は、正しいことだけを求められていたため、間違いを恐れて失敗しない道をいつも選んでいました。 自分の意見には自信がなく、正しいと確信が持てるものしか発言するべきではないと自分の意見は心の奥にしまったまま。

しかし、フィジーで学んだ『とにかくやってみること。間違いは恥ずかしくない。』ということ。発言や行動に迷ったときは、先生たちの “Don't be shy !!!” という言葉が頭をよぎります。

他人から『それは間違っているよ』と言われたとき、以前であれば “言わなきゃよかった。やっぱり違うんだ” と萎縮していました。しかし、現在では “自分の意見を言えたことで間違いに気づけた” または “他人の意見は関係ない。これが自分の意見だ” と前向きに捉えています。


留学後半では男の子に腕相撲を挑むくらい心身ともに強くなっていました。 ※負けました。

学校の授業で得られる能力は『英語力』だけではありません。最初にも書きましたが、ポジティブで陽気なその雰囲気はフィジーの環境でしか味わえないものでした。

私の内面を変えてくれたのも、フィジーです。

次回の記事で、もう1つのフィジー留学で学んだことについてご紹介します。

それではまた。

 

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