フィジー英語:日本で習う英語と何が違う?〜LESSON 1〜

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 フィジーに語学留学するにあたり、フィジーの英語はどんな英語なのか?なまりはあるのか?とっても気になりますよね!
 実は、フィジーの英語は日本で習う英語とは少し違った特徴はありますが、オーストラリアやイギリスなどで話される英語とほとんど差はありません。
 そこで、今回から「フィジー英語」シリーズとして、フィジー英語の特徴を頻出単語とともにご紹介していきます。
 一緒にフィジー英語を学びましょう!

日本で習う英語は◯◯◯◯英語!

 フィジー英語を学ぶ前に、まずは日本の学校で習う英語はどんな英語なのかについてお話しします。

 日本の学校で習う英語は Standard American English (SAE) と呼ばれる英語で、アメリカの学校で習う英語の発音と同じものです。
つまり、日本で習う英語の発音はアメリカ英語がお手本なのです。  しかし、世界には15億人(≒ 世界人口の20%)もの英語話者が存在すると言われており、全ての英語話者がアメリカ英語を話すわけではありません。例えば、イギリスで使われる British English はアメリカ英語とは発音もスペルも少し違うほか、同じアメリカ国内でもニューヨークとテキサスでは全然発音が違い、日本で標準とされるアメリカ英語 (SAE) を話す人はアメリカの中でもそう多くはありません。

では、フィジーの英語にはどのような特徴があるのでしょうか?また、日本で習うアメリカ英語とはどのような違いがあるのでしょうか?

フィジー英語の特徴: “r” の発音

 今回はフィジー英語〜LESSON 1〜ということで、フィジー英語の特徴の中でも「“r” の発音」について集中的に紹介したいと思います!  日本語には “r” と同じ音がないため、一般に日本人が不得意とされる「“r” の発音」ですが、フィジー英語の “r” は案外簡単なんです!  そんなフィジー英語の「“r” の発音」の特徴はズバリ、「脱力感」!!  …と、言われてもよくわからないと思うので、具体例と一緒に発音の練習をしていきましょう!

例1:Free “Bird”

 まずは、“Free Bird” の “bird” の発音です。Free Bird を通して留学を考えている方は絶対に外せない単語ですよね!笑

 アメリカ英語では、 “bird” と発音するときに舌を口の中で丸めるようにして “r” の音を強調しますが、フィジー英語では、舌をあまり丸めず、日本語の「バー」に近い発音をします。伸ばす音「ー」を発音するときに顔の力を抜いて平坦な伸ばし音にするのがポイント!
オーストラリアやイギリスの英語に近い発音ですが、伸ばす音を短めにするとよりフィジー っぽくなります!

 発音を書き表すとこんな感じ↓
(アメリカ英語)burd [ブゥァ〜ドゥ] (フィジー英語)buhd [バ-ドゥ]
 “Bird” の他にも、“first” “birthday” “girl” なども “ir” の部分はこのような発音をします。

例2:Good “morning.”

 次に、“Good morning.” の “morning” の発音です。“Good morning” は毎日使う基本的な挨拶の1つですよね!

 “Morning” の発音も “bird” 同様、アメリカ英語では “r” を強調しますが、フィジー英語では、舌をあまり丸めずに顔の力を抜いて発音します。
Morning の “mor-” を「マー」と「モー」の間のような音で発音するのがポイント!
ちなみにこれはオーストラリアの英語に近い発音です!

 発音を書き表すとこんな感じ↓
(アメリカ英語)mor-nin(g) [モォ〜ァニン(グ)] (フィジー英語)maw-nin(g) [モァーゥニン(グ)]
 “Morning” の他にも、“form” “short” “sport” なども “or” の部分は同じような発音をします。

例3:Come “here.”

 続いては、“Come here.” の “here” の発音です。

「こっちにきて。」という意味の “Come here.” も英語の基本表現の1つですね!

 こちらもまた、アメリカ英語では “r” を強調しますが、フィジー英語では、顔の力を抜いて舌を丸めずに発音します。
小島よしおの「ぴーや」というギャグを思い出してください!「ぴーや」のリズムのまま「ぴ」を「ひ」に変えるとフィジー英語の “here” っぽくなります笑!こちらもオーストラリアやイギリスの英語に近い発音ですね!

 発音を書き表すとこんな感じ↓
(アメリカ英語)heer [ヒァ〜] (フィジー英語)heeuh [ヒーア]

 その他に、“year” “near” “fear” なども同じような発音をします。

例4:I will “treasure” the memories with you.

 最後に、“I will treasure the memories with you.” の “treasure” の発音です。

ちなみに、この “I will treasure the memories with you.” は「私はあなたと過ごした思い出を忘れません。」という意味。
フィジー生活でお世話になった先生やホストファミリーに対して使える1文ですね!

 アメリカ英語の “treasure” の発音は “-sure” の部分を “r” を強調しながら伸ばして発音しますが、フィジー英語では、日本語の「ジャ」の音に近い発音であまり伸ばしません。
顔の力を抜いてあっさりと言い終えるのがコツです!こちらも、オーストラリアやイギリスの英語に近い発音ですね!

 発音を書き表すとこんな感じ↓

(アメリカ英語)treh-jer [トゥれジュァ〜] (フィジー英語)treh-juh [トゥれジャ]
 “Treasure” の他にも、 “pleasure” “teacher” “sister” も "ure/er" は同じような発音をします。

まとめ

 いかがでしたか?  あまり馴染みのないフィジー英語の発音ですが、顔の力を抜いて発音する脱力感がポイントです!
また、フィジーがイギリスの植民地だったという歴史的背景から、オーストラリアやイギリスの英語に近い部分が多いです。
また、Free Bird の先生方は基本的に聞き取りやすい英語をゆっくりと話してくれるので、英語初心者でも安心です!

 しかし、全てのフィジー人がこのような特徴の英語を話すとは限らず、アメリカ英語を話す人もいれば、インドで使われる英語に近い話し方をする人もいます。

 このように、日本国内で習う英語はアメリカ英語が基本ですが、世界には様々なバリエーションの英語が存在するため、本当の意味で「実用的な英語」とは世界中で話される多種多様な英語なのです。今回紹介したフィジー英語の特徴を参考に、現地の英語を聞き、英語の多様性を体感してみてください!

 次回、フィジー英語〜LESSON 2〜では、「“a” の発音」について紹介します!
お楽しみに〜!

参考

How Many People Speak English, And Where Is It Spoken?

International Dialects of English Archive

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