フィジー留学卒業生がオンライン英会話を受けてみた!

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BULA!!みなさんこんにちは、ひかるです。

前回まで、みなさんにフィジーの良さをお伝えしてきました。
コラムを読んだみなさんがフィジーや留学に少しでも興味をもっていただけている
と幸いです。

しかし現在、渡航が厳しい状態にあり、フィジーを感じるのは少し難しいかと思います。みなさんは、フィジーの先生たちとオンライン授業ができることを知っていますか?

そこでは、オンライン授業を通し、フィジーの人々の雰囲気を感じることができ、、さらに英語の学習もできてしまいます!私も何度か授業を受講しましたので、実際に受けてみた感想をご紹介させていただきます。

1年前、フィジーで出会った先生方は私のことを覚えてくれているのでしょうか?

オンライン授業ってどんな感じ?

はじめに、フリーバードのオンライン授業についてざっくり説明していきます。 授業は1回30分ほど。ここではフィジータイムは適応されませんのでご安心ください。 授業を受ける際に予約が必要となるのですが、ここでいくつか選択項目があります。

①日程 フィジーとの時差は3時間で、日本の方が遅いため、受講時間は朝の6時から午後の14時まで選択できます。朝の時間を有意義に過ごしたい方や、学校やお仕事があって忙しい方におすすめです。

②どの先生の授業を受けるのか(キャシー、アニー、アシ、ティカ) 先生によって授業のやり方が少し違うことはもちろんですが、テンションの高さや雰囲気も全く異なるので、いろいろな先生の授業を受けてみることをおすすめします。

③何を学習したいか(話す、聞く、語彙、文法) 授業のテーマを選択します。そのテーマによって、先生たちが授業を準備してくれます。テーマによっては1回30分では少し物足りないと感じる授業もありました。

それでは、実際の授業の様子についてご紹介します!

 

電波やつながりはどう?時間は守ってくれるの?

先ほども少し書かせていただきましたが、ここでフィジータイムは適応されませんのでご安心ください。

予約通りの時間ぴったりに始まり、30分間きっちりと授業が行われました。 授業の始めに、通信状況などを確認してくれます。 たまに画面が止まったり、聞き取りづらくなったりすることはありましたが、特に授業の進行に支障がない程度のものでした。

予約した先生と違う!?

1年ぶりにフィジーでお世話になった先生とオンライン上での再会を果たすため、予約の際にキャシーという先生を選択しました。キャシーはとても陽気で明るく、表情が豊かな女性の先生です。 キャシーとたくさんお話したかったため『スピーキング』の授業を選択しました。

そして、当日。 初めてのオンライン授業に少し緊張し、パソコンの前でドキドキしながらキャシーを待ちます。

時間ぴったりにログインすると、なんと、画面に出てきたのは髭の生えたお兄さんと小さな女の子。笑

・・・!?!?

いろいろな可能性が私の頭をよぎります。 (時間か日付を間違えた・・・?) (間違えて他の人の授業に入ってしまった・・・?) (キャシー・・・男になった???)

久しぶりのフィジーの雰囲気を懐かしく思い、『ブラ!』と挨拶するも動揺が隠せない私。 その様子を見て、彼はこう言いました。 「キャシーで予約してたと思うけど、彼女は忙しいんだ。今日は代わりに僕がやるね。次回からはたぶんキャシーが来るから。」

キャシーは・・・忙しい??

フィジアンらしい満面の笑みで「ほら!授業してるからバイバイして!」と一緒に映っている小さな女の子と話す様子もフィジーのホストファミリーを思い出させます。 また、フィジーの自宅から授業をしていたようで、キッチンからトントンと包丁の音が聞こえます。

このゆるさもまた、フィジーらしいですね。

キャシーとの再会は果たせませんでしたが、新しい先生と出会うことができました。彼の授業もまた、魅力がたくさん詰まっていました。 ※今回授業してくれたのはアニーというラウトカ校の先生でした。

授業中に感じられる “フィジーらしさ”

 

せっかくフィジーの授業を受けるなら、もちろん前回の記事にも書かせていただいたような『英語以外に学べること』も学びたいですよね。

実際のスピーキングの授業では、15の質問が準備されており、その質問に沿って会話を進めていくというものでした。 最初の自己紹介で、「フィジーに留学したことがあって、将来フィジーに住みたいくらいフィジーが好きなんだ!」と話したので、質問項目以外にアニーの地元についての話もたくさんしました。

 

このように画面共有で説明してくれます。

フィジーの先生にお決まりの質問をしてみた!

授業の最後に、アニーから「最後に2つだけ僕に質問を考えて!」と言われました。

そこで私がした2つの質問は、

『あなたの夢は?』と『あなたにとって幸せとは?』です。

さて、アニーはどんな回答をするのでしょうか。それは、彼らしく、そしてフィジアンらしい答えでした。

『あなたの夢は?』

アニーは私に「夢が2つある」と教えてくれました。

1つ目は、学校を卒業して良い仕事に就くこと。そして、家族や親戚を養うことだ。と言っていました。隣で見ていた姪っ子もとてもうれしそうに笑っていました。

フィジーで学校を卒業し、いい仕事に就くことは簡単ではないと、以前ホストファミリーのおじいさんが教えてくれました。フィジーの雇用問題は深刻で、仕事に就けない人があふれていると、彼が言っていたのを思い出します。

2つ目は、世界中を旅行すること。世界を旅して、もっといろいろな文化を知りたいと話してくれました。

彼が世界を旅して何を感じるのか、とても知りたくなりました。

 

夢を語るアニーの目はキラキラしていて、希望に満ち溢れているような気がしました。このコロナの状況の中でも夢を持ち続け、それらを語る彼の様子にとても元気づけられ、改めて私も頑張ろうと思いました。

『あなたにとって幸せとは?』

ありがちですが、とても聞きたいと思っていた質問でした。

 

彼の答えは『家族を愛すること。そして、家族に限らずたくさんの人々と一緒にいること。』と答えてくれました。

それが、フィジーの文化だよ。と言っていました。

 

そして『僕にとってお金が幸せじゃない。現にフィジーの人々はあまりお金を持っていないけど、僕たちは幸せだよ』と続けました。

ついに再会!?キャシーでリベンジした結果…

 

後日再びキャシーの授業を予約したところ、ついにキャシーが出てきてくれました!
※これが普通です。
私の顔を見て『ひかる…フィジーに来たことある?』と一言。
あるよ!キャシーのクラスだった!!と伝えるとすぐに思い出してくれました。

↑覚えてる?と他の先生も呼んでくれました。

30分間、キャシーらしい楽しくて丁寧な授業でした。朝一番に彼女の授業を受ければ、1日の始まりを幸せな気分で迎えられること間違いなしです!

実際授業を受けてみた感想【辛口】

他のオンライン英会話の授業を受けた経験がないため、比較はできませんが、このフィジーのオンライン授業はフィジーらしさを感じたい人にとってとてもいい授業なのではないかと思います。

スピーキングだけでなく、全種類の授業を受けた感想をざっとまとめてみます。

【スピーキング】★★★★☆

とにかく楽しく会話できる。質問は事前に用意されているが、話したい話題について自由に話すことができる。特に準備する必要もないため、気軽に授業を受けられる。授業を進めながら、先生がレベルに応じて話してくれるので、30分間自分に合ったペースでしっかり会話できる。会話からフィジーらしさも感じられる。オンラインであっても実際の授業とあまり変わらない印象。タイムラグがたまに気になるが授業に支障はない。

【語彙】★★★☆☆

1対1で先生が丁寧に説明してくれるので、理解できずに授業が進んでいくという心配がない。わからない単語や表現は答え合わせのときに納得するまで説明してくれる。一方で、30分という限られた時間の中で、単語の意味を調べたり、ゆっくり解答をするのは少し難しい。また、決められた課題を淡々と解き、答え合わせをするという流れなので、フィジーらしさを感じる機会は、スピーキングに比べると少ない。

【リスニング】★★★★★

映像を使っての授業だったが、会話をしながら進められるので、話す機会もたくさんある。スピーキングと同じように特に必要するものがなく、気軽に受けることができる。聞き取れなかったら何度も聞き直せるので、学校でのグループ授業より、まわりに気を使わずに質問できる。オンライン授業の中で1番よかった。

【文法】★★★★☆

語彙と同じで、自分のミスを理解するまで説明してくれる。品詞名を英語で覚えておく必要があるが、とってもわかりやすい。シンプルな問題が多く、解きやすい。会話する機会は多くはないが、30分でも内容の濃い授業だった。

まとめ

私がフィジーで受けた対面のグループ授業より、1対1でしっかり集中して英語を学べました。さらに先生は変わらず陽気で気さくなので、英語を勉強しフィジーを感じられるとてもいい機会だと思います。しかし、30分だと少し短いように感じましたので、2コマ連続で受けるのがおすすめです。 また、オンライン授業を受けてみて、話し合いやちょっとした世間話、ゲームができる対面授業の良さも改めて感じました。

フィジーを懐かしく思い、また訪れたいと強く思わせてくれた授業になりました。ガイドブックには載ってないフィジーの良さを感じることができます。

みなさんも気軽にフィジーの人たちと英語を学んでみませんか?

文法と語彙を担当してくれたティカです。1年ぶりの再会でした。

それではまた。

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