ワーキングホリデーの年齢制限は何歳まで?35歳まで?

ワーキングホリデー
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ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、18〜30歳の青年が休暇目的で入国し、滞在中の旅行や滞在資金を得るために就労を認める制度です。

ワーホリでは「海外で旅をしたい」「英語の資格を取得したい」「海外で働く経験を積んでみたい」など、さまざまな目的で滞在できます。

ただし、ワーキングホリデーのビザ申請には年齢制限があり、規定の年齢を超えるとビザ申請ができません。

また、国によっても制限に違いがあるので、自分の行きたい国のルールをあらかじめ確認しておく必要があります。

そこで本記事では、国別のワーキングホリデーの年齢制限と、ワーホリ以外で海外に行く選択肢を紹介します。

ワーキングホリデーを含め、今後海外への渡航を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ワーキングホリデーの年齢制限は18〜30歳まで

ワーキングホリデーに申請できるのは、 基本的に「18〜30歳」までです。

ワーホリの制度にはほかにもさまざまなルールが存在するので、詳しく見ていきましょう。

 

31歳の誕生日前日まで申請可能

ワーキングホリデービザの申請ができる期間は、31歳の誕生日前日までです。

そのため、30歳で申請し、入国時には31歳になっていても問題ありません。

ただし、国によっては26歳、29歳までと定められている場合もあります。

国ごとの年齢制限、および滞在可能期間は以下の通りです。

※引用:ワーキング・ホリデー制度|外務省

上記の通り、フランス・アイスランドの2ヶ国は応募時の年齢制限が異なるので注意しましょう。

なお、オーストラリア・カナダ・韓国へのワーホリは「基本18〜25歳以下」と定められていますが、各々の政府当局が認める場合は30歳以下まで申請可能です。

 

35歳までワーホリできる?

「35歳までワーホリに参加できる」と勘違いされている方も一定数いますが、日本国籍の人の場合は当てはまりません。

オーストラリア政府がカナダ国籍・アイルランド国籍・フランス国籍の人を限定してワーキングホリデーの年齢制限を35歳までとしています。

この制度によって「日本人にも適用されるようになるかもしれない」などの情報が出回っているため、勘違いしている方がいるようです。

2022年現在日本人のオーストラリアへのワーキングホリデーの年齢制限は18〜30歳のままです。

35歳の方は対象にならないので、注意しましょう。

 

年齢制限があるのはなぜ?

そもそもワーキングホリデーの制度は、相手国やその地域の青少年を対象としたプロジェクトであるのが特徴です。

総務省によると、ワーキングホリデーの目的は「各々の国・地域が、その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し、二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。」としています。

※引用:ワーキング・ホリデー制度|外務省

このように、 ワーキングホリデーの制度は「青年・若者」を対象に実施する制度であるため、年齢制限を設けているのです。

 

ワーキングホリデーのビザを申請するときの注意点

ワーホリビザの申請にあたって、以下の点に注意しましょう。

・ビザ発行には数週間から数ヶ月、もしくはそれ以上の時間がかかる
・ワーホリビザ発行の定員数が設けられている国もある
・ビザの取得が抽選式の国もある
・ビザ発行から入国まで有効期限がある(ビザを使わず長期にわたって保持することはできない)
・オーストラリアの2年目・3年目のワーキングホリデー申請にも年齢制限がある

このようにさまざまな注意点があるので、「ワーホリに行きたい」と思い立ったらすぐに情報収集に取り掛かり、準備を開始しましょう。

 

ワーホリ以外で安く海外に行く方法【英語初心者もOK】

「30歳を超えてしまったけど海外に行きたい!」という方は、ワーキングホリデー以外の手段で海外に行くと良いでしょう。

ワーホリ以外で英語を学ぶ手段や海外で働ける手段を知っておけば、自身の選択肢が広がります。

 

学びながら働ける国へ留学

基本的に留学を目的に学生ビザで渡航する場合、渡航先での就労は認められていません。

しかし、 オーストラリアとニュージーランドでは学生ビザであってもアルバイトが認められています。

オーストラリアは2週間で最長40時間、ニュージーランドは1週間で最長20時間まで働くことが許可されています。

留学だと金銭面で不安な方の場合でも、滞在中にアルバイトで資金を集めることができれば予算の面で安心できるでしょう

また、 カナダには「Coop留学」という有給インターンと留学がセットになったビザもあります。

Coop留学は、就労に必要な知識やスキルを学校で学び、その後に本格的な就労体験ができるというプログラムです。

学んだことを実務で活かせるだけでなく、収入を得られるというメリットがあります。

 

費用が安い国へ留学

費用の安い国へ留学へ行くのもおすすめです。

格安な留学先はさまざまですが、1つにフィジーがあります。

フィジーは英語を公用語としながらも、アメリカやオーストラリアの約3分の1の費用で行ける就学先です。

実際に語学留学にかかる費用を比較してみましょう。

渡航国1ヶ月半年1年
オーストラリア30〜50万円110〜140万円180〜300万円
フィジー9〜15万円52〜77万円95〜143万円

※紹介する留学費用は、授業料・滞在費・生活費を合計した目安金額を掲載しています。

このように比較すると、費用の差は歴然です。

もしオーストラリアで放課後や休日にアルバイトをして「月5万円×12ヶ月=60万円」の収入を得たとしても、トータル的にはフィジー留学のほうが安くなります。

できるだけ費用を抑えたいのであれば、費用の安い留学先を検討してみるとよいでしょう

≫フィジー留学について詳しく見てみる

※参考記事:社会人の留学にかかる費用を国ごとに解説!お金がない社会人の選択肢は?

 

海外ボランティア

海外ボランティアに参加するのも1つの手段でしょう。

海外ボランティアでは、基本的に英語でのコミュニケーションが必要になるため、多くの人とのやりとりを通して生の英語が身に付きます。

また、ボランティアとして働く代わりに宿や食事が一部無料になるケースも多いので、比較的予算を抑えて参加できるのが魅力です。

社会人の海外ボランティアとして定番であるのが、「JICA」の海外協力隊です。

JICAでは、開発途上国の国づくりに貢献できる人材を現地へ派遣するという取り組みをしています。

しかし、JICAの海外協力隊として派遣されるには厳しい審査が行われるので、応募時点で必要な英語力・スキルレベルが高い傾向です。

JICA以外にもさまざまな機関が海外ボランティアを提供しているので、ぜひ調べてみてください。

 

ワーホリ以外で海外に行く方法【英語中級者以上】

すでに英語がある程度できるという方であれば、ワーホリ以外にも以下の選択肢があります。

・有給インターンシップ
・海外就職

 

有給インターンシップ

有給インターンシップは、報酬を得ながら企業で実務体験する制度です。

さまざまな機関では、有給インターンは基本半年以上が多いので、長期にわたって企業に貢献しつつ、自分の英語力をはじめとするスキルを磨けるでしょう。

 

海外就職

海外企業の就職に挑戦するのも1つの選択肢です。

海外で雇われれば就労ビザが下りるので、長期的に海外に滞在し、新たな環境で自分自身のスキルを磨くことができます。

 

海外で長期滞在すると価値観が変わる

今回はワーキングホリデーの年齢制限と、年齢に関わらず海外に行ける選択肢を紹介しました。

ワーキングホリデーは、約1年にわたって休暇を楽しんだり、留学や就労をしたりと、さまざまな過ごし方が実現します。

ワーキングホリデーは18〜30歳限定、海外に長期滞在できる絶好の機会です!

とはいえ、 ワーキングホリデー以外にもさまざまな方法で海外に行くことが可能です。

留学やインターンシップ、ボランティアなど、30歳以上でも行ける手段はあるので、視野を広げて検討してみると良いでしょう。

海外では、日本での生活では出会えない人や出来事に巡り合うなかで、自分の視野や価値観が広がります。

視野が広がると、自分のこれからや未来についても幅広く考えられるようになり、人生の選択肢も広がるでしょう。

ぜひ手段や年齢を問わず、海外で長期滞在を検討してみてくださいね!

※参考記事:社会人で留学をしたい人必見!おすすめの国〜メリット・デメリットを紹介

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