TOEICは転職に有利?必要なスコアの目安と評価

留学

TOEIC®は、自分の英語力を証明できる人気の試験です。

なかでもTOEIC® Listening&Reading(L&R)は、国内約2,900以上の企業・団体で活用されており、転職時のアピールにも有効です。

ただし、TOEIC®は転職先によって評価の基準が異なるので、転職先が求めるレベルを把握した上で目指すべきスコアを設定することが大切です。

そこで本記事では、転職で有利になるTOEIC®スコアの目安やスコア別の評価を紹介します。

目標となるスコアを定め、計画的に勉強を進めていきましょう!

そもそもTOEICとは

TOEIC®️とは、日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語力を測定する、世界共通のテストです。

日本では英検とあわせて最も認知度の高い試験とされています。

TOEIC®には聞く・読む力を測るListening & Reading Testsと、話す・書く力を測るSpeaking & Writing Testsがありますが、転職市場ではListening & Readingが主流です。 

リスニング約45分間とリーディング75分間のテストで構成され、10〜990点の5点刻みのスコアが表示されます。

TOEIC®️は転職に有利?

TOEIC®のスコアは、英語を使う会社にとどまらず、多くの日系企業で有利に働きます。

社員に不足している・今後強化する必要があるスキルとして「英語力」を挙げている企業が多く、それだけTOEIC®️の得点=英語力が重視される傾向です。

ただし、あまりに低いスコアでは評価に値しない可能性があります。

まずは転職市場で求められるスコアの目安を把握しておきましょう。

  • 一定以上のスコアで評価対象になる
  • 英語を使って仕事をしたいなら700点以上が必要

一定以上のスコアで評価対象になる

一般的に転職市場で評価に値するスコアは600点以上です。

スコアの評価は転職先となる企業の業界や事業内容によって異なるので、志望する企業に求められるレベルをチェックしておきましょう。

近年は海外に拠点を置いたり、支社や工場があったりする日系企業も多く、TOEIC®のスコアがあると社内でのキャリアアップも見込めます。

TOEIC®は目の前の転職だけでなく、これからの社内での昇進に影響するかもしれません。

英語を使って仕事をしたいなら700点以上が必要

IIBCが実施した「上場企業における英語活用実態調査」によると、グローバルにビジネス展開を進める企業の70%が「TOEIC®スコアは700点以上が望ましい」としています。

実際に外資系などの企業では、海外支部と英語でやりとりしたり、社内公用語が英語であったりすることが多々あるので、700点以上の英語レベルが求められます。

「英語を使う仕事をしたい」「海外支店のある企業へ転職したい」と考えているなら、まずは700点以上のスコアを目指して勉強をしましょう。

またTOEIC®は、転職だけでなく海外出張・海外赴任の企業内選抜にも採用されています。

TOEIC®で700点以上を取得しておけば、海外赴任のチャンスも広がるでしょう。

スコア別に見るTOEICの評価の目安

ここではTOEIC®のスコア別の評価を紹介します。

スコアごとの評価を知り、自身の目標スコアの目安を把握しましょう!

~495点

スコアが495点より低い場合、転職の際の評価・アピールには足りません。

レベルとしては中学校の中級程度であり、文法や単語など基礎的な部分でわからないことが多いです。

英会話でも聞き取れないことが多く、ビジネスでの会話はできないと判断されます。

495点以下の場合、スコアを履歴書に記載するとかえって評価が落ちる可能性が高いので注意しましょう。

500~595点

500〜595点は、ある程度長さのある文章や単語が理解できるレベルです。

新卒採用では500点台でも評価される可能性がありますが、中途採用だと足りないことが多いです。

外資系などを目指す場合には、履歴書に記載しないほうが良いでしょう。

600~695点

600〜695点は、中途採用をする多くの企業が評価の最低ラインとするスコアです。

600点台だと、日常会話がある程度でき、難しくない長文であれば聞き取れる人材だと判断されます。

普段は英語を使わないような日系企業や中小企業だと「英語がある程度できる人」として高く評価される可能性があります。

ただし、大企業や外資系への転職を目指す場合、600点台だとほかの転職者との差別化にもつながらないので注意しましょう。

700~795点

700〜795点は、大手企業や外資系も視野に入るレベルであり、ビジネスで通用する英語力が備わっていると評価されます。

そのため、 日系企業では大きな評価が期待できるでしょう。

一方の外資系やグローバル企業では、700点台は評価の最低ラインだと言えます。

800点~

800点以上だと、社内公用語が英語の企業や外資系などの企業でも大きく評価されるスコアです。

ビジネスシーンの会話・ディスカッションなどでもほぼ困ることはないと判断されます。

自分の転職先の特徴や分野を踏まえ、目指すべきスコアを設定しましょう。


スコアだけでは足りない?バランスの取れた英語力とは

英語力を判断する指標として多くの企業で採用されているTOEIC®️ですが、転職で必要とされているのはスコアだけではありません。

英語活用実態調査2019」によると、多くの企業・団体が「英語で行われる会議で議論できる」ことを求めていることが明らかになりました。

つまり、TOEIC®️で測れる「聞く」「読む」の能力だけでなく、「話す」や「書く」も重要だということです。

近年はTOEIC®️スコアが高くても英語を話せない人が多いことから、「TOEIC®️のスコア=本人の英語力」として判断されなくなっています。

転職で英語力をアピールするには、スコア取得のためだけに一生懸命になるのではなく、英語の4技能をバランスよく伸ばすのが望ましいです。

バランスの取れた英語力を証明するには

転職時にバランスの取れた英語力をアピールするには、TOEIC®️のスコアだけでは不十分です。

以下のような手段を取れば、偏りのない英語力を証明できます。

  • TOEIC®のS&Wを受ける
  • 留学で話す力を伸ばしつつ、TOEIC®を勉強する

TOEIC®のS&Wを受ける

TOEIC®ではListening & Readingがメジャーですが、話す・書く力を測るSpeaking & Writingもあります。

一部の企業ではSpeaking & Writingを採用や昇進の判断に導入している場合もあります。

L&RとS&Wの両方のスコアを取得すれば、4技能全ての能力を証明することが可能です。

留学で話す力を伸ばしつつ、TOEIC®を勉強する

4技能全てを効率よく伸ばすなら、思い切って留学に行くのもおすすめです。

英語を話す機会が溢れている留学では、座学だけでは伸びにくいスピーキング力を高めることが可能です。

なかでも スピーキングに特化した「フィジー留学」なら、TOEIC®の学習を通して伸びるリスニングやリーディングに加え、 4技能をバランス良く伸ばすことが可能です。

単なるスピーキングではなく、外国人とのコミュニケーション力・経験が身につくため、企業が期待する「本当の意味でのグローバルな人材」に近づけるでしょう。

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このほかにも、フィジー留学には以下のようなメリットがあります。

フィジー留学のポイント
  • 留学費用が圧倒的に安い
  • 自分のレベルに合った授業を受けて、確実に英語力を伸ばせる
  • 一般英語コース以外にTOEIC®対策コースもある
  • 公用語が英語のフレンドリーな現地の人がいるので、気軽に英語を使って話せる

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まとめ:TOEICを転職に活かすなら積極的にアピールすること!

今回は、転職で有利になるTOEIC®のスコア目安やスコア別の評価を紹介しました。

TOEIC®を転職に活かしたい場合、スコアだけでなくスコアアップまでのプロセスや、自身の経験を絡めてアピールすると企業への印象が残りやすいです。

もちろんスコアも重要ですが、スコア以外の面にも目を向けてアピール内容を検討してみてください。

また、バランスの良い英語力をアピールして転職に活かしたいなら、ぜひ留学も視野に入れてはいかがでしょうか。留学を通してスピーキング力を伸ばしつつ、TOEIC®で高スコアを狙うのも自己投資としては良い方法です。

4技能全てをバランス良く伸ばせれば、あらゆる企業で重宝される人材になれるはずです。

※参考記事:フィジー留学生16人に聞いた、フィジー留学のメリットデメリット

※参考記事:社会人の留学エージェントならフリーバードへ。フィジー留学を徹底サポート!

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