フィジー本島(ビチレブ島)一周!

 

皆さんこんにちは! フィジーのおかぴです。

今月の9~11日の週末は祝日がくっついて三連休となったので、愛車15年物のポンコツ・カローラに乗って2泊3日でフィジー本島(ビチレブ島)を一周走破しました。
フィジーに来られた学生さんたちは離島巡りをされて楽しんでおられますが、意外と自分の住んでいるお膝元を知らないまま帰国されてしまう方もたくさんおられると思います。 私も離島めぐりを楽しみましたが、やはり住んでいるお膝元を知らずして何とする?!と言う事で、とにかくビチレブ島一周制覇したいとの思いが強まっての敢行でした。

フィジーの全体像を知るのにお役にたてると思い、旅行アルバムの一部をお紹介致します。

Nadiから時計回りに一周です。
周回道路は南半分がQueen’s Road、北半分がKing’s Roadと呼ばれていますが、北西部の大きな町、Baでは周回道路から外れて中央部の山岳地帯に深く入り込んで伝統的なフィジーの生活様式がそのまま残っていると言うNavala村も訪れました。 一番の楽しみは最北部の町Rakirakiとその美しい海と、Rakirakiから首都Suvaに向かってジャングル地帯を突っ切る事でした。

a1

道中、北端のRakirakiと首都のSuvaに泊りました。

a2




















NadiからLautokaまでは通い慣れた道ですが、Lautokaを過ぎるとここからは未体験ゾーンです。
道は快適で、多くの車が時速100Kmと高速道路並みのスピードで流しています。

a3


















島の北半分を走る周回道路King’s Road沿いの最大の町、Baに入りました。
インド人が作ったインド人だらけの町ですが、ここのインド人の顔の穏やかさ、笑顔、親切さにはびっくりしてしまいました。 とても住みやすそうな印象を受けました。

a4




















ビチレブ島の経済を支えて来たサトウキビを搬出するために、島内にはかなり狭軌なトロッコ鉄道網が張り巡らされています。 刈り取り時期にしか運行されないので、今まで車両にお目にかかったことはありませんでしたが、サトウキビ畑が広がるBaの郊外でトロッコが停められているのを初めて見ることができました。 凄いなが~~い編成です。

a6

ここで一旦周回道路を離れ、山岳地帯にあるNavala村に向かって島の中央部の方向へひたすら走ります。 

a7


















山あり谷ありと言うか・・・小型乗用車で走れる道ではありませんでした。 たまにすれ違う車は皆4WDのトラックだけで、乗用車は一台も見ませんでした。 とにかく輪だち通りに走ると腹をガリガリこするし、輪だちを避けて走るとはね上げた石ころが車の床に激しく跳ね上がり生きた心地がしませんでした。 もうだめか!と思う事何度か・・・

a8

20Km以上も険しい山道を入り込んだところで突然目の前の山の斜面にNavala村のブレ(藁ぶき小屋)の集落が現れました。 美しく立ち並んでいます。 ちょっと感激です。
秘境中の秘境って感じです。

a0


















Navala村の長老に挨拶しました。 この村の人口800人だそうです。
とっても綺麗で別天地のような空間です。


a10

こんなブレがたくさん立ち並んでいます。 とにかく美しい!

a11




















ブレには親族単位で住んでいて、それぞれにトイレ専用のブレ、キッチン専用のブレ、そして就寝専用のブレがあるそうです。

a12

中に入れて頂いたのは就寝専用のブレで隅っこにベッドがならんでいます。 床は地面の上にシートとゴザを敷いたもので、そこにもごろっと横になって寝れます。 壁には親族一同の写真が掲げてありました。

a13

 



















Navala村を後にして、Baまで戻ったあと、再びKing’s Roadをひたすら走って最初の宿泊地であるビチレブ島最北端の町、Rakirakiに向かいます。  
どこまでも快適な道が続きます。

a14 

 



















a15


















Rakirakiの町です。 とっても静かな印象的な町でした。 目の前には美しい海と沖の島が広がり、ビチレブ島の中の別の世界に来たなって感じがします。

a16

翌朝訪れた、Rakirakiにある小さな桟橋です。 沖に見えているのはMalake島。 小さなボートが島とこちら側の間を行き来しています。 本島に静かできれいな海でした。

a17




















RakirakiからSuvaにかけてはほとんどが内陸のジャングルの間を突っ切って走ります。 途中の約10Kmの区間は道なき道とは言わずとも、走るのを躊躇してしまうような泥まみれのダートが続きました。 ぬかるみにはまってもはやこれまでか?スタックか?!と覚悟すること何度も・・・

a18

まぁ、根性でとうとう走り抜けました。 やっとSuvaのホテルに着いたところです。
この愛車カローラの汚れ方が全てを物語っているのではないかと・・・

a19

折からの祝日とあって、Suvaのほとんどの店はクローズ。 いつもの都会の賑わいはなく、静かなゴーストタウンって感じでした。 唯一最大のショッピングセンターだけは開店していたので、日頃手に入らない物をショッピングしたりしました。

a20




















Suvaを後にして、いよいよ出発点であるNadiを目指してビチレブ島南部のコーラル・コースト沿いのQueen’s Roadを走ります。 途中の広大なビーチでたくさんのフィジアンの若者たちが狂ったように遊びまわっているのを見つけました。 海岸の片隅にシートで簡易テントを張ってそこで料理をつくって家族連れで楽しんでいました。 総勢数百人ってところでした。

a21




















Sigatoka近くの本当に綺麗なコーラルコースト! 

a22

沖の方に白波が立っていますが、その波はいくら待っていても決してそれ以上こちらには来ません。 不思議な感じ! 波が立っているのはそこが珊瑚の棚の淵だからで、そこから先が急に深くなっています。 逆にそこまではほとんど深さが変わらないサンゴ礁の浅瀬です。 ビチレブ島南部のコーラルコーストはほとんどこんな感じです。

a23

午後3時、Nandiタウンに帰って来ました! 遂にビチレブ島一周走破しました!
走行距離は約570Kmでした。 離島への旅行が素晴らしい事は言うまでもありませんが、なんと言ってもメイン・アイランドのビチレブ島を知らなくては!と旅立ちましたが、やっとこれでフィジーその物を身体で感じれた気がしました。


フィジーのおかぴ

 

 

lp