フィジーでボランティア!Treasure House(孤児院)支援プロジェクト

 


Bula!

Free Bird Schoolブログ初投稿となります、スタッフのHideです。

今回は、ここフィジーに留学として来た学生達が取り組みを始めた

あるボランティア活動を紹介します。

学生さん自身の想いの詰まった文章を、ぜひご覧下さい。

これからフィジーに留学に来る方、もしくは今留学中の方の多くに、
こういったボランティア活動を知ってもらえればと思います
 

----------------------------------------------------------------------------------------

フリーバード語学学校ナンディ校にて、2013年1月28日~3月13日まで、
約6週間留学しました、
大学3年生のHidemiです。初めまして
DSCN8829-2

私がフィジー留学に来た目的は大きく2つあって
  生きた英語を身に付けること
  開発途上国の現状を知ること でした。


そのため、
ホリデーにクラスメートがリゾートに
遊びに行くのを見ながら、

子どもたちと遊んだり、
自習室に引きこもって勉強したりしていました(笑)
 

そんな私は、今回の留学期間中に、
Treasure House」というフィジーにある孤児院を
支援するプロジェクトを立ち上げました!

これからそのプロジェクトを立ち上げた経緯や想い、
活動内容等をお伝えいたします。

 

【経緯】

私はナンディ校のドミトリー(学生寮)に住んでいました。その隣にある小学校では、
毎週日曜日にサンデースクール(いわゆる子ども向けのミサ)が行われています。

フィジーは半分以上の方々がキリスト教徒であり、また私が大学でゴスペルを歌う団体に
所属している事もあって、純粋に「文化を知りたい」という想いから、毎週参加していました。

そこで地元の子たちと色々話していたら、
ナンディにあるTreasure House」という孤児院のことを教えてもらいました。

そこで、実際に話を伺いに行きました。

施設は2種類に分かれており、6歳までの校舎と、それ以上の年齢のものに分かれています。
12歳を過ぎると、男の子は基本的に独立したり親戚に引き取られます。
女の子は1番大きくて17歳の子に会いました。自分で職を探していました。

現状として、固定資産(冷蔵庫やケトルなど)はオーストラリアやニュージーランドにある
コミュニティーから贈られてきていて、意外と整っています。

しかし消費材(書き方練習帳や色ペンなど)は消耗が早く、何といっても「タオル」は
フィジーでは日本より高い高級品なため、なかなか買い替えられません。

そしてスタッフはいわゆる寮母さんの様な役目のため、教育には携わりません。
そのため子どもたちは、自分たちで練習帳などを利用して学ばなければならないのです。

(写真:Treasure Houseのスタッフさんと子どもたち) 

P2230251

 

【想い・具体的な内容】

フィジーは開発途上でありながら、とても幸福度が高い国ということを留学前に知りました。

しかし、親を失ったり虐待など様々な理由で孤児院に暮らす子どもたちは、先進国同様に存在します。

私は子どもが大好きです。子どもの笑顔が何人もの人を元気付けること、
無限の可能性を感じさせることを
(主にアルバイトを通じて)経験していたため、
孤児院の子どもたちに何かしたくて仕方ありませんでした。

子どもたちに幸せになってほしい。
子どもたちの将来のために何か力になりたい。

 

そこでフリーバードの特長に気がつきました!

フリーバードには多くの留学生が集まります。そして、毎週金曜日に卒業セレモニーがあるのですが、
その時多くの卒業生がタオルや洋服を捨てて帰ります。
これを一カ所に集めれば十分な寄付に出来ると考えました。
 

また、寄付だけでなく、子どもたちの心に残ること、子どもたちの将来に向けて彼らの
自発心や好奇心を育むような事が出来ないか考えました。
そして辿り着いたのが、”折り紙教室”です。

簡単だけど少し頭を使う、この日本の伝統的なあそびを使って、子どもたちの自発心と好奇心を
ワクワクさせて、種を撒く…という感じです!
そしてプロジェクト名を「Create Your Treasure」としました。

Treasure House」の名前とかけて、また子どもたちの心に何かの 「きっかけ」 をもたらす
たから(の種)」を創るプロジェクトにしたいという願いをこめて…

 

「無限の樹形図」という言葉をご存知でしょうか。

ひとつ良い経験、良い刺激を受ければそこからまた広がって、そしてまたその縁からもっと広がる。

若ければ若いほど、この樹形図の種となる出来事から、可能性が大きく広がります。 

日本人留学生にとっても、子どもたちに日本文化を教え、開発途上国のことを知る良い機会になる。

現地の子どもたちにとっても、日本を知り、折り紙によって創ることの楽しさに気付く機会になる。

この企画はどちらにとっても、「無限の樹形図」の種になると信じ実行しました。

 

 

【結果報告】

《Donation》

3月5〜7日、ナンディ校の前にLunch TimeとAfter Schoolの2回に分けて、Donationを募りました。

・タオルは全部で大小合わせて50枚以上

・服も150枚以上

集まりました!!

(写真:実際に寄付した服やタオル)
1

 

《折り紙教室》

3月9日(土)に、「Treasure House」にて寄付の贈呈と折り紙教室を実施しました!

6歳以下の子どもたちなので、果たして折り紙を楽しんでくれるか少々不安にも思っていましたが、
楽しそうに手裏剣とパックンチョを折って遊ぶ子どもたちの姿を見て、涙が出そうになりました。


2

3

4DSCN8897DSCN8889710DSCN8912

 


このプロジェクトは、1度きりではなく、今後もずっと発展していって欲しいと願っています。
そして、フィジーの子どもたちの幸せな未来を祈っています。

私自身はもう留学期間を終え帰国しましたが、今は同じ想いを抱く後輩が動いてくれています。

今留学中の方、またはこれからフリーバードに留学される方、
ぜひこのボランティアに参加してみませんか。
Treasure House」は、ラウトカ市にもあると聞きました。
ナンディだけではなく、ラウトカでもどなたか、活動を実施して欲しいと願っています。

 

子どもたちの満面の笑顔に出会った時、きっとあなた自身、気付かされることがあるはずです。

現地の子どもたちにも私たち自身にとってもWin-Winの文化交流を、是非体験してみてください。

 

留学をどんな経験にするかは、あなた次第です!!

最高のフィジーライフを!^^

----------------------------------------------------------------------------------------

フリーバードに大勢集まる学生の力を結集すれば、

多くのフィジーの子供達に笑顔をプレゼントすることができる、
そしてその経験は、参加する人自身にも大きなタカラとなるのかもしれません。
 

大きな可能性を持つこのボランティア、興味を持たれた方は、
ぜひフィジーで実際に体験してみてはいかがでしょうか!

(備考)
この活動は、学生が主体的に行っているものであり、その内容の把握や継続について、
学校では一切責任を負うものではありません。お問い合わせを頂いても応じかねます。

また、もしこのボランティアに興味を持ってフィジーにやってきて、
先に留学に来ている先輩の学生の中にこのボランティア活動をしている人を探しても、
誰もしている人がいなかった、ということも将来的な可能性として考えられます。

でも、もしそのような場合でも、がっかりすることはありません。
このブログの内容を参考にして、ご自身で始めれば良いのです。
この活動に興味を持つ方のために、今回Hidemiさんが折り紙教室で使用した

パワーポイントのデータを提供してくれました。以下からダウンロードできます。
 折り紙教室で使用したパワーポイントデータの保存先
こちらも活用すれば、気軽に活動を始めることができるのではないでしょうか。

Treasure Houseの連絡先は、こちらで確認することができます。
  Treasure House の連絡先はこちら

*上記の情報は全て、2013年3月17日現在のものです。
 もしこれらの情報に変更(例えば、フィジーの社会保障が手厚くなり、政府が孤児を
 手厚く保護するようになったため、Treasure House」が無くなった、など)
 があったとしても、学校としては一切責任を負うものではありません。

 

written by Hide

 

lp